つくばスローマーケット

つくば市で2008年より開催しているアート&クラフトマーケット。 スローでかっこいい(=独自の哲学やこだわりをもっている)クリエーターとその手作りの作品をご紹介するとともに、地域環境を考えた様々な取り組みを行っています。 実際に見ていただくことで、地球のこと、こどもたちのこと、将来のこと、ライフスタイルを見直すきっかけにつながればうれしいです。

藍の色に魅せられて  

風にふんわり揺れる藍のグラデーションが美しいスカーフ。
スローマーケットの会場に涼やかな風を運んでくれているよう。。。
その色合いと、風を受けて揺れ動く様子があまりにも美しく、引き寄せられるようにブースの中へ。

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早速ストールを手に取ってみると、余りの柔らかさと軽さにびっくり!!
「なんて素敵なシルクのスカーフ!」と思って見ていると、天然藍コトデモのスタッフの方が、
「実はこれは、シルクではなくて木綿のスカーフなんですよ」と教えてくれました。
「え??これが木綿?」予想外の答えに思わずびっくり!!!
なんとこの木綿のスカーフは、世界一細い糸を使って織られているのだとか。

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木綿のスカーフというと、どちらかといえばもっと素朴でさらっとした風合いという印象ですが、木綿の概念を覆すようなしなやかな手触りと軽さに魅了されました!
木綿だったら、洗濯も気軽に出来るし、お手入れも楽ですよね〜
真っ白なシャツに、藍染めのストールをさらりとまいた、スタッフの方のファッションもとても素敵でした!

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天然藍コトダテさんで扱っている商品は「すべて灰汁発酵建てによる天然藍染作品で、環境にも私たちにも優しい日本の本来の藍染め」とのこと。

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「灰汁発酵建てによる天然藍染」という染め方は余り聞いた事がなかったので、調べてみました!
*藍染工房 壺草苑HPより引用
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藍染の染液をつくることを「藍を建てる」と言います。
天然藍灰汁醗酵建ては日本の藍染の黄金期である江戸時代を中心に行われていた方法です。
化学薬品を一切使わず、自然界からとれる原料のみを用いるため、布やそれを身につける私たちだけでなく、環境にとっても非常に優しい染色方法なのです。
灰汁醗酵建ては、蒅と灰汁の他に、日本酒、ふすま(小麦の外皮)、石灰を使用し、徐々にかさを上げながら液を発酵させていきます。
建てはじめてから1週間ほどで、ようやく布を染められる状態になります。
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かなりの手間と時間のかかる染め方なのですね。
そして環境にも人にも優しい染色方法というのも、スローマーケットの趣旨にもぴったり!

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さらに藍染めの青は、日本でも古来より生活に密着して親しまれてきた色で、日本人の肌の色にとても合う色ですよね。

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さらに、藍染めは染められた藍の色の濃さによって、
「瓶覗(かめのぞき)」「水浅葱(みずあさぎ)」「浅葱(あさぎ)」「納戸(なんど)」「縹(はなだ)」「紺(こん)」「褐色(かちいろ)」と名前を変えて、それぞれの色を楽しんできたというのも、日本人がいかに藍染めを愛し、親しんできたかということの現れなのではないでしょうか。

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もちろん今では様々な合成染料も開発され、昔に比べて色のバリエーションもかなり豊富になり、さほど手間暇かけなくても、様々な染色が施されるようになっています。
でも、そこから生まれてくるのは、どれもが均一な工業製品。。。
経年変化を楽しむこともありません。

でも、日本人が長い歴史のなか育んできた美しい青のグラデーションは、やはり天然藍コトデモさんが行っているような手作業での染色だからこそ生み出されるものだと感じました。
この微妙な色の変化、商品毎に少しずつ色合いが違うのも、それぞれが手作業で作られた1点もののオリジナルである証ですよね。

日本の風土に一番マッチし、しっとりとした落ち着きがあり、私たち日本人にとって最も心安らぐ色を生み出す藍染め。
そんな藍染めの美しさに魅了されっぱなしの私でした!

Posted on 13:15 [edit]

category: vol.7報告

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